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ふるさと診療

シリーズ 『保健医療計画をみる』【第10回】大分編 糖尿病

税理士・土居秀行のシリーズ『保健医療計画をみる』

本シリーズは全国都道府県の医療計画をわかりやすく紐解き、医療業界経験の長い税理士の視点でお伝えいたします。

 

 日本一の温泉県、おおいた。別府、湯布院などが有名。毎年アジア諸国からの訪問者も多いようだが、最近はコロナの影響で減少している。温泉だけがクローズアップされる大分県であるが、自然景観、歴史・神社・仏閣、芸術・文化・街並、グルメなど幅広く楽しめる魅力満載のところである。昭和生まれの私にとっては、「昭和の町」を一度は訪れてみたい。

 

 豊後高田市「昭和の町」は、昭和30年代当時の活気と賑わいある商店街を再生させ、温かくも懐かしい雰囲気に浸ることのできる街です。それぞれの店では、店の歴史を物語る“一店一宝”の展示や、店に代々伝わる“一店一品”の販売を行っており、レトロな看板や建物が並ぶ町並みを散策すれば、まるで昭和時代にタイムスリップしたようです。
 また、「昭和の町」ボンネットバスは日曜、祝日を中心に昭和の町周遊コースを無料で運行しています。富貴寺や真木大堂、熊野磨崖仏などの人気スポットを周るコースが催行される月もあります。ボンネットバスの運行は不定期なので、詳しくは豊後高田市観光協会HPをチェックしてください。(大分県観光情報公式サイトより抜粋)
 

 その大分県であるが、5疾病の一つである「糖尿病」について、かかりつけ医によって糖尿病初期から安定期まで長期にわたる療養管理を行っている。

 また、こうした早期の適切な介入から、市町村や保険者等との連携、適切なタイミングでの専門医への紹介など、地域における糖尿病診療の窓口となる医師を養成し、円滑な医療連携を図ることを目的に大分県糖尿病連携登録医(おおいた糖尿病相談医)制度を設けている。さらに、大分県糖尿病療養指導士認定委員会による大分県糖尿病療養指導士認定制度があり、認定を受けたコメディカルスタッフが、糖尿病患者に対する食生活や運動習慣などの療養指導に大きな役割を果たしている。今後、一層の連携強化が望まれる。

 私の身内も、目の充血を診てもらいに眼科に行ったところ、糖尿病の可能性があるので、糖尿病内科に行くように言われたことがあった。最近では、糖尿病患者は、歯周病が発症、進行しやすいことがわかってきている。また、歯周病になると血糖コントロールが悪くなるとも言われているのである。そのためにかかりつけ歯科医とかかりつけ医が連携し、糖尿病患者に対する歯周病の治療・管理を行うことが重要である。

 このように、糖尿病医療では、症状の各時期において、かかりつけ医、専門治療等を行う医療機関、歯科診療所が機能分担・連携を推進する必要がある。

 糖尿病が心配になってきた。近々糖尿病検診を受けようと思う。

 

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