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歯科医院における事務長の役割

歯科医院における事務長の役割

■歯科医院の事務長の業務とは?
 近年、歯科医院の人員構成の中で「事務長」の存在が時々見られるようになりました。それは以前あまりなかったことです。保険診療における施設基準の届け出の増加、働き方改革による複雑化した労務管理、将来を見据えた歯科経営戦略、DX化など、院長ご自身や受付スタッフだけでは対応しきれない様々な業務が増えてきたのも一因です。
 歯科医院の事務長が担当する主な業務内容を挙げると下記のようになります。

 昨今の様々なルールが取り巻く中では、歯科医院経営も治療だけすれば経営が成り立つという状況ではなくなりました。上記の業務を院長ひとりで行うにはとにかく時間が足りません。
 また視点を変えて、リニューアルや移転、医療法人化、分院展開、MS法人の設立など、院長がやりたい事を形にするには事務長がいた方が力強いです。事務長は治療以外の領域の仕事をこなせる、経営面の補佐役(参謀)にもなります。

■事務長を見つけて自院の経営の安定につなげよう
 しかしながら、事務長を雇うためにはそれなりの売上が必要です。最低でも年間売上6千万以上、できれば1億以上が理想です(ユニット5台以上、従業員10人以上が目安)。開業当初から事務長がほしいと思っている院長もいます。現状では事務長に適した人材は中々見つかりませんが、院長の奥様、子供、院長の兄弟、親戚、元歯科メーカーおよびディーラーの社員、元会計事務所の職員、従業員の中からの抜擢、知り合いからの紹介など、一番大切な「信頼」がおける人材を見つけましょう。
 次号(THPicks vol.6:7 月号)で、事務長に必要なスキルとバックグラウンド別の注意点を解説します。

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