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歯科衛生士の重要性 2  予防歯科を担う「歯科衛生士」、強まる売り手市場

歯科衛生士の重要性 2 予防歯科を担う「歯科衛生士」、強まる売り手市場

 前回のコラムで、患者さんに定期的に来院してもらう「予防歯科の強化」に重点をおく歯科医院が増えてきている現状をお伝えいたしました。予防歯科に欠かせない歯科衛生士はどのように募集すべきでしょうか。

 都市部の新卒歯科衛生士の初任給は約26万円にもなると言われています。中途採用も含めると、労働時間、有給休暇、社保完備、教育システムなど就労条件の要望は年々高くなる傾向がみられ、歯科衛生士採用が売り手市場であることは間違いありません。歯科衛生士が歯科医院の診療には欠かせない存在である以上、求人募集や人材の定着のため、徐々にでも就労環境の改善を図る必要があります。離職率も高い業種ですが様々な募集方法を駆使して、常時一人以上の雇用を確保・維持していくことが必要となります。

 費用対効果を測定することが困難であるため、どの方法が良いとは一概に言えませんが、各媒体や求人を出す時期などによって応募される方にも特徴が出てきます。試行錯誤していく中で、院長が納得できる募集方法を選んでみてください。
中でもお金がかからない方法は積極的に利用しましょう。最近では募集サイトや紹介会社の他に大学や歯科衛生士学校ごとに新卒のための就職説明会を随時企画している会社(要費用)が増えています。競合の少ない環境で、来年の新卒予定者にいち早くアクションを起こせる貴重な求人の選択肢となります。
 現状、予防歯科以外の保険診療内の歯科治療は減少傾向にあります。今後ますます予防歯科が主流になると、歯科医院経営は歯科衛生士なしでは成り立たなくなるではないでしょうか。

 今後開業するときには、物件探しと同時に歯科衛生士の確保に重点を置いて考えるとよいでしょう。

 

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